The・仮説 <エントランス ページ> <Top>

統合失調症の原理
-筆者(当事者)の仮説-

仮説は"正常な脳がどうして"という観点で考えるところから始まる

統合失調症という精神の病を知っていますでしょうか。
大抵のこの病気の人は、"妄想"や"幻聴"、"周りの人から危害を加えられる"というような症状を訴えます。 一度この病気にかかると、完治もしないと言われています。
病院に行っても、よくわからない薬を出され、さらにお医者さんも頭を悩ませています。 どこに疾患があるかも突き止める事が出来ていないようです。

では、どうしてわからないかというと、その人を診て、"正常"である事を認めないからです。 筆者の仮説では、この病気の人達の脳は"正常"に働いています。
ただ、頭の中ではそういった"普通ではない思考"ができているのは事実です。 "病気"かというと、実際は"他の人とは違うタイプの考え方"に陥っているだけです。

三つ子の魂百まで

この病気は、成人するくらいの時期に発症する事も多いようです。

まず、なぜ"他の人とは違うタイプの考え方"は生まれるのでしょうか?
それは、この世に生まれて普通に考えていたら、その人にとって"つじつま"が合わなかったからなのです。

幼少期に沢山の事を学んで、そこから経験的なものを持って、大人になるとします。
もし、幼少期に"普通に考えて、つじつまがあわない"事があるとどうなってしまうでしょう?
そうです。この時に"他の人とは違うタイプの考え方"に変わるのです。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

統合失調症を発症する人はおそらく過去に、何か"その人にとって、つじつまが合わない事"を周りの人にされた、もしくは見たはずです。
その大きな経験が"一か所"でもあると、その人はつじつまが合わないので、様々な可能性を疑います。

簡単にいうと、例えば"その人にとっては 1+1=2 であった"が、"周りの人が皆 1+1=3 である"と言ったとします。
それを目の当たりにした彼は、"2+2=4 と周りが言うだろうか?"とすべてを疑わなければいけなくなります。
ある意味"誰も信じられない"状態になるのかも知れません。

こういった経験から"普通ではない考え方"を身につけてしまうのです。
そこから、成人する頃には"組織に狙われている"などの(周りの人はありえない妄想という)考え方をするようになってしまうという訳です。


いかがだったでしょうか。
統合失調症の人は"現在、脳がエラー"しているのではなく、"脳が経験からくるエラーを正常に対処"しているのです。
この仮説は、筆者の持病の事なので、関係ない方もいらっしゃるかも知れませんね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

前へ < > 次へ

Top